心のノート PR

アルコール依存症のために入院したのは1か月半でした

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入院先は自宅から2時間ほどかかるところでした。遠いので入院中はそんなに行かれないので正直良かったと思いました。

そこの病院では3カ月で1クールというプログラムが組んであるのですが、一人一人に合った内容で治療をします。

主人を抜いて看護師さんとお話しもしたのですが、これまでのことをお話しをしていくうちに涙が流れてきてきました。

自分の中ではこれは旦那の問題で私の問題ではないと思い続けて頑張ってきたつもりでしたが初めて誰かに話したことで貯まっていたものを吐きだすことができました。

うつ病、買い物依存症、アル中それだけでなく、他人にも迷惑をかける行為も度々ありました。その度に私が謝りに行くこともありました。

近所の目もあり、もうここには住めないかもしれないと思ったこともあったし、子どももまともに学校に通えなくなるかもしれないという不安。

それに、私たち3人、夜もゆっくり寝ることができなくなるほどでした。

「もしかしたら寝ている間に刺されるかも・・・」

そんな恐怖を抱きながら私たちは寝ていたんです。精神的に限界で、そんな時の主人の入院は本当に3人で喜び「これがまともな生活なんだ」と思ったものでした。

私は、この入院でダメだったらもう離婚しよう。

そう思いました。子どもを守るために。私自身のためにも・・・こんな人と一緒にいたくない。

離れてみて、今までの生活が普通ではなかったということに気づいたのです。

だけど、入院中も毎日のようにラインでいつ来てくれるのというメールと電話。私も仕事をしていたので週1回しか行けないと言ってあるのにです。

アル中はまともな考えもできなくなるんですよね。この連絡の多さもふつうじゃなかったですね。

だけど、その1か月半は本当に穏やかで久しぶりに安心できた生活を送ることができたのですが、突然病院から電話。

「ご主人、病室でお酒を持ち込んで飲んでいます。こちらでは治療は続けられませんので退院してもらいます」

たった1か月半でした。

しかし、子ども達はそれを許さなかった。もう帰ってきてほしくないと言ったのです。仕方がなく主人には実家へ行ってもらうことにしたのです。

事情はよく分かっている義母だったので受け入れてくれました。それは本当に有り難かったです。

実家に行った主人はやっぱりお酒を飲み続けました。その後は膵炎になり救急車で運ばれ入院することになったのです。