アトピー性皮膚炎でのケアのポイントはお肌の状態が今どうなのかなということをしっかりと見てあげることです。その状態を見ながら色々な自然療法を試してみること、お肌に合ったらそれを続けていくことが大事です。お肌の状態が変わってきたらまた別の方法を試してみること。それには、いくつかの方法を知っておく必要があるんですね。その為はアロマの講座に行ってみることをオススメします。
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精油がダメな場合もある
かゆみで搔きむしっていたり、乾燥でガサガサしている場合に精油を使うとしみたりするといったトラブルになる場合があります。アロマの講座に行っていた時に息子のアトピーのために精油を使ったマッサージオイルを作ったことがありました。それをさっそく息子に塗ったところ痛がった上にオイルがお肌に合わなかった、しかも香りが苦手・・・なんてことがありました。
大人にとっては香りで癒されて心地よいものであっても子どもが嫌いというケースは結構あるようなのです。ただ、お部屋を香らせリラックスする事が目的なら良いのですが、アトピーを改善させたい、しかもお薬を使わないで・・・と思うと長く継続していかないといけません。
嫌がるものを無理に使ってもストレスになりかねません。
「これが一番良いみたい」と思っても子どもが嫌がれば別のもを考える必要もあると思いました。
ちなみに息子の場合は香りが苦手、ベタベタ苦手なのでアロマを使うことは諦めていましたがお薬を減らしたいママのための自然療法スクールで勉強を始めてからは色々と試しながらその子に合ったものを探してみることの大切さも知ったので精油以外のものを試してみることにしたのです。
その方法が「ハーブウォーター」を使うことでした。
ハーブウォーターとは
ハーブウォーターは「芳香蒸留水」「フローラルウォーター」などとも言われています。どうやって作られるのかというと植物を蒸留釜に入れてそこに水蒸気を通して植物に蓄えられた香りの分子を蒸気と一緒に取り出します。その蒸気を冷却管で冷やして液化させます。
香りの分子は脂溶性なので水分の上の方に集まりその部分を取り出したものが精油です。それ以外の液体がハーブウォーターなんです。
なので、ハーブのにもごく微量ではありますが芳香成分が含まれているので精油と同じ作用も期待できるのですが、精油のように濃縮されたものではないので精油が使えない部分、お肌が敏感な時、香りが強くて使えないなどの対応ができます。
それに、精油のように禁忌事項がほとんどないので赤ちゃんからお年寄り、ペットまで使えるのですが中には注意が必要なハーブウォーターもあることを忘れないようにしてください。
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アレルギーにおすすめのハーブウォーター
ローズウォーター、ジャーマンカモミールウォーター、レモンバームウォーター、ペパーミントウォーターの4種類です。
●ローズウォーター
あ~ローズの香りと思わせる華やかで気品のある香りです。皮膚の収斂、乾燥肌、ココロにも働きかけてくれるのでストレスケアに良いです。禁忌・注意事項がないので赤ちゃんから大人まで使えます。
●ジャーマンカモミールウォーター
抗炎症作用、抗菌作用、抗ウイルス作用があります。不安やイライラを鎮めてくれます。かゆみを鎮める働きがとても優れているので、香りが苦手でなければアトピーのケアにはオススメです。ただし、キク科植物のためキク科アレルギーの方は注意が必要です。(ブタクサもキク科です)
●レモンバームウォーター
癖のないマイルドな香りなのでリラックスには最適です。レモンのような香りなのでとても使いやすいかもしれません。かゆみを和らげる作用があるのでキク科アレルギーでジャーマンカモミールウォーターが使えない方にはレモンバームウォーターを使ってみると良いかもしれません。抗菌作用、抗ウイルス作用が期待できます。
●ペパーミントウォーター
爽やかですっきりとした香りなので集中力を高めたい、乗り物酔いや吐き気の改善にも効果的です。冷却作用があるので熱を持った皮膚のかゆみなどにも使えます。炎症のあるお肌、日焼けのケア、デオドランド対策など幅広く使えます。ペパーミントウォーターは禁忌・注意事項があるので注意が必要です。敏感肌の方は刺激が強いと感じる場合があります。(3歳くらいまでのお子さんに使う場合も様子を見ながら使う事です)
以上がアレルギーにおすすめのハーブウォーターです。ハーブウォーターの使い方も色々とありますので次回お話したいと思います。
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