「この本のどこが良かったんだっけ?」「あの言葉とっても良かったんだけど、どこのページだっけ?」そんな状況に陥ってしまったこと、ありませんか?
せっかく時間を使って読んだ本なのに、内容がはっきりとしなかったり、心に響いた言葉を後で探しても見つけることができなかったり。私はそんなことばかりでした。けれど、読書に変化をもたらしてくれたのが「読書ノート」でした。
この記事では読書ノートを書くメリットや初心者さんでも書ける簡単な書き方、めんどくさがり屋の私でも楽しく続けられたコツを4つお伝えしたいと思います。
①読書ノートを書く6つのメリット
②読書ノートに何を書くの?
③簡単な読書ノートの書き方
④読書ノートを継続させるコツ
読書ノートを書く6つのメリット
読書ノートを書くことは良いことばかりですが、デメリットもあります。
- 時間がかかる
- めんどくさい
- どう書いていいのかわからない
- そもそもメリットを感じない
ではメリットはどうでしょうか?
- 本を読むことが楽しくなる
- 本の内容を忘れなくなる
- じっくり読んで理解が深まる
- 心が動いた言葉を残せる
- 文章を書く練習になる
- 読書ノートを読み返す楽しみがある
では、1つ1つ見ていきましょう。
1.本を読むことが楽しくなる
読書が楽しくなったきっかけは「読書ノート」でした。読んだあと内容を思い出し心に響いた言葉をノートに書きながら感想を書くことは、再び本の世界に戻り、感動を思い出させてくれました。
読書ノートを見返すことで、本選びの参考になり読書を続けるきっかけにもなりました。何よりもその時に抱いた感情を書き残すことは「その時」しか残せないもの。
時間がたったあとで読み返してみるとその時とは違った感情になっていることにも驚きました。
同じ本、同じ自分。だけど、その時によって気持ちの変化を楽しむことができるのも読書の楽しみであり、読書ノートを書く楽しみでもありますね。
2.本の内容を忘れなくなる
せっかく時間をかけて読んだ本の内容を忘れてしまう・・・そんな悩みが解決できますよ。やり方はとっても簡単。読書ノートを書くことです。
どうして忘れてしまうのかというと「アウトプット」しないからなんです!読み終わったあとそのまま放置したおくと時間とともに忘れてしまうけど、アウトプットすれば記憶に残りやすくなります。
できれば手書きがおススメで、脳が活性化されてさらに記憶力が高まるそうですよ。
3.じっくり読んで理解が深まる
読書を始めるとき「読書ノートを書く」ことを前提で本を読むことで、情報を得ようとする気持ちが働くのでじっくりと読むことができ、理解も深まります。
目的がないままだと、ただ読むだけになっている状態なので読み終わったときには「何が書いてあったっけ?」という状態になってしまいます。
それでは時間がもったいないですよね。始めから「読書ノートを書くぞ」という目的があってこそ読書をじっくりと読み理解を深めることができるのだと思ます。
4.心が動いた言葉を残せる
読書をしていると心が動かされる瞬間ってありませんか?
そんな瞬間を残せるのが読書ノートの良いところ。読んでいる途中に書いてもいいし、付箋を貼ったり、本に書き込むことに抵抗がなければ線を引いてあとでノートにまとめるのもいいですね。
今、心が動いた瞬間を書いてその感想も添えるのもおススメ。
後で読書ノートを読み返すことで読書から得た言葉が自分の励みになったり、寄り添ってくれたり、頑張れる力になってくれることがありますよ。
5.文章を書く練習になる
誰かに何かを伝えたいとき、電話よりもメールやLINEを使うことが多いと思いますが、なかな自分の言葉を文章にできなくて困っているってことはないですか?
自分の気持ちを文章にできるようになるには練習が必要です。練習というってもそんな難しいことではなくて、本を読んだら感想を書くだけ。
それだけですが、とっても勉強になりますよ。
6.読書ノートを読み返す楽しみがある
例えば1年前に読んだ本は何だったのか?その時どんな気持ちだったのか?
読書ノートを書くことでその時の気持ちを思い出すことができます。私は何度も読書から得た言葉で何度も助けられ、勇気づけられました。それができるのもノートに書き残していたからです。
大好きな本は何度も読んでしまいます。最初に読んだ時の感想と二回目に読んだ時の感想が微妙に違うことに気づいたりして・・・そういう楽しみもありますよ。
どうですか?「読書ノートを書く意味もあるかな~」って思ってもらえると嬉しいです。次は読書ノートってどう書いていくのがお伝えします。
読書ノートに何を書くの?
読書ノートを始めてみようと思っても何を書いたらいいのかわからないですよね。
実は読書ノートって、これと言って決まった形があるわけではありません。自分の中で「これは書いておきたいな」ということを書いておけばいいと思っています。
けれど、一度も書いたことがないの何でもいいでは難しいかもしれませんね。めんどくさがり屋な私でも簡単に続けられた読書ノートの書き方をお伝えしたいと思います。
簡単な読書ノートの書き方
読書ノートには何を書いたらいいわからないときは、テンプレートを作っておくと迷わずに書くことができます。調べてみるとだいたい決まっていました。
- 読んだ日・終わった日
- タイトル
- 出版社
- 作者名
- あらすじ
その他に私は
- 表紙を描いてみる
- 読んでみようと思ったきっかけ
- どこで購入したか
- 次に読みたい本
- 感想
など、書いています。これは現在私が書いているものですが、最初は「タイトル、作者名、あらすじ」しか書いていませんでした。慣れてくると書きたいことも増えてくるものです。まずは慣れることから始めましょう。
読書感想こそテンプレートを使おう
めんどくさがり屋な私が最初にやった読書ノートは精神科医の樺沢紫苑先生の著書「アウトプット大全」に載っていた「読書感想テンプレート」でした。
そのテンプレートは「ビフォー」+「気付き」+「TO DO」という形でできているもの。とてもシンプルでわかりやすいです。たった3行の感想文なのでこれなら書けそうだと思いませんか?
ビフォー | この本を読む前の私は○○でした。 |
---|---|
気付き | この本を読んで私は、△△について気付きました。 |
TO DO | 今後、××を実行していこうと思います。 |
(上記の表は精神科医の樺沢紫苑先生の著書「アウトプット大全」からのものです)
この型にあてはめて感想を書くわけですが
・小説なら「気付き」+「TO DO」
・自己啓発本なら「ビフォー」+「気付き」+「TO DO」
・「ビフォー」「TO DO」がなければ「気付き」だけ書く
こんな感じで分けると書きやすくなります。最初は簡単、シンプルに書いていくことが継続できるポイントです。
読書ノートを継続させるコツ
何度も言いますが、私はかなりのめんどくさがり屋。何をやっても三日坊主で終わってしまいます。そんな私でも「読書ノート」が継続できているのは頑張って書いていないから!
極端な話ですが、書きたくない感想は書かなくてもいいやって感じのお気楽な気持ちでやっています。結局は書いていますが、そのくらいの気持ちでいいんです。
私はこんな感じで書いています
お気に入りのノートを1冊~2冊用意します。私は「好きな言葉ノート」と「あらすじ感想ノート」の2冊を使っています。
「好きな言葉ノート」には月のはじめに簡単にカレンダーを書いて、読み始めた日、題名、読み終わった日を記入しておきます。そして次のページには・・・
この文よかった~と思ったらすぐに書いておきます。特によかったところには赤線で。だけど、これだと物足りなくなり・・・
オレンジのペンで自分の感想を書いてみました。ほんの数行だけど自分の感情を書くってとってもスッキリします。これはおススメですよ。
書くことに慣れてきたら次は「あらすじ感想ノート」。
こちらのノートには題名、作者名、出版社、あらすじ、表紙のイラスト、感想です。SNSとか見るとキレイに書いてあるノートはたくさんありますが、私の場合は誰かに見せるためのものではなく自分のため。なので簡単に書いてます。
まとめ
いかがでしたか?読書ノートのメリット、書き方や継続のコツを4つお伝えしました。
①読書ノートを書く6つのメリット
②読書ノートに何を書くの?
③簡単な読書ノートの書き方
④読書ノートを継続させるコツ
読書ノートはまだまだ発展しそう。これからも良かったことがあれば更新していきますね。